インターネットでは、多くの男女が地域にとらわれずに出会うことができる恵まれた環境が整います。
そんな訳で、関東に在住するこの男性もSNSサイトを利用して名古屋の女性と知り合うことができました。
とはいっても、ちょっと困った事態が生じたようです。
というのも、女性の方は名古屋弁と標準語とが入り乱れた会話になってしまうのです。
男性としてみれば、名古屋独特のイントネーションに、戸惑いを隠せません。
男性が名古屋への出張の関係で、会う口実ができた時に名古屋の女性を誘った時。
名古屋の女性から来た返事は「こちらも予定に問題がなければ、会えそうです。
それにしても本当にそうきゃあも?」
男性が風邪を引いて寝込んでいる状態のことを、他愛ないメールで送信してみると、名古屋の女性からの返事は「お身体は大丈夫ですか?私も寒い日が続いては無風に悩んでいます。
寝込んでしまったなんて、そうきゃあも?」
そうきゃあも、とは“そうなの?”というニュアンスの名古屋弁。
もちろん彼女には悪気はないのですが、馴染みのない言葉に、男性は思わずクスッとしてしまうようです。
そんな二人ですが、はれて名古屋で会えることになると、男性は出張の際に手配した安価のビジネスホテルでの宿泊場所からほど違い場所にあるレストランで、女性と食事のお誘いをすることに。
名古屋の女性の方も、快くそれに応じました。
もちろんその際の返事には、「明日の19:00ですね。楽しいにしています。
ホテルの方には、一緒に向かいましょう。
私の服装は、キャメル色のコートに、黒いブーツ、コーチのバッグを持っています。
でも本当に、そうきゃあも?」
ここでも“そうきゃあも?”がご登場。
もういい加減にしてくれ、と思いつつもなぜか憎めない“そうきゃあも?”。
男性はまたも苦笑いをしながら、名古屋の女性に「そうだよ」と返信。
さて、いよいよ二人が実際に話ができる時がきました。
名古屋の女性は色白で、割合小柄な可愛らしい女性。
対面を果たし、軽く挨拶をしたところで男性が切り出しました「じゃあ、そろそろ行こうか」
というと、ちょっとぎこちなく「はい」と名古屋の女性が一言。
男性は、“ああ、メル友は無理して標準語を話そうとしているな”と、察しました。
でも、その姿がだんだん愛敬に感じられて、普通の返事なのに、男性の方が妙に顔がほころんでしまって、食事どころではないご様子。
顔を赤らめながら名古屋の女性が、そんな男性を見ながらため息を一つ。
「・・・ねえ、いいがなもし」
せきを切ったように男性が声を上げて大爆笑。
しかし次の瞬間には、人目もはばからない男女の笑い声がレストラン中に響き渡ったようです。